注:この記事は、2009年9月のものです。各社とも手数料体系を変更していますので、各HPで確認ください。
その後、無料手数料体系は、ほぼすべての証券会社で廃止されています!
以下 本文
証券会社によっては、10万円以下、20万円以下、手数料無料というところがあります。また、口座開設から
2〜3ヶ月、1日20〜30万円以下は、手数料無料というところもあります。
それらの口座を使って、株主優待をタダでゲットする方法を、ご紹介いたします。
今の時点で、手数料が無料の特典があるのは、丸三証券、松井証券、SBI証券、岡三オンライン
証券、等の証券会社です。その中で、丸三証券は、1日20万円以下は、手数料無料、その他の証券会社は、
1日10万円以下、手数料無料です。
また、岩井証券は、口座開設後3ヶ月間、1日30万円以下手数料無料ですし、楽天証券も、口座開設後
3ヶ月間は、1日20万円以下手数料無料です。
★ 株主優待をタダでゲットする方法 ★
その方法は、「両建て」とか、「クロス」と呼ばれている、裏ワザです。現物買いと信用売りを権利付き売買
最終日に、寄り付きで行い、同じ価格で約定させます。そして、権利落ち日に現物を現渡しして、決済し、
株主優待の権利を得るという方法です。詳しくは、「優待ゲット裏ワザ その1」をご参照ください。
この方法を、1日20万円以下手数料無料や、1日10万円以下手数料無料という特典を使って、ほぼタダで、
株主優待をゲットするというものです。(貸し株料1日分が掛かりますので、10円程度が掛かります。)
1日20万円以下手数料無料の場合、1日で、現物買いと信用売りを同時に行いますので、1単元が、
10万円以下の株主優待株でなければなりません。同様に、1日10万円以下手数料無料の場合には、
1単元が5万円以下でなければいけません。可能性のある株主優待株の例は、下記の表の通りです。
1日20万円以下手数料無料 |
1日10万円以下手数料無料 |
ベルパーク(9441)
DCMJapan(3053)
船井総合研究所(9457)
イチネン(9619)
不二製油(2607) |
12月
2月
12月
3月
3月 |
岡部(5959)
CIJ(4826)
大阪証券金融(8512)
ムトウ(8005)
|
6・12月
12月
3月
3・9月 |
上記の例は、作成時の株価に基づいていますので、株価の変動によっては、当てはまらなくなることが
ありますので、ご注意ください。
★ 優待タダ取り法の注意事項 ★
上記の銘柄は、貸借銘柄では、ありますが、一般信用の売り建て可能銘柄ではありません。
ですから、権利付き最終売買日に掛かる逆日歩には、細心の注意が必要です。逆日歩が掛かってしまえば、
タダ取りどころか、大損をしてしまうことになるからです。
では、どうやって逆日歩が発生するかどうかを判断するか?ということですが、
@ 前日の買い残から、売り残を引いた株数をチェックする。
A 最終売買日の前場の寄付きと後場の寄付きの出来高を合計する。
上の2点を調べた上で、
@−Aが、プラス であれば、逆日歩は、発生しない。
@−Aが、マイナスであれば、逆日歩が発生する可能性がある。
ということになります。
ですから、前場の寄り付きで「両建て」、「クロス」を掛けておいて、後場の寄付きの出来高を見て、逆日歩が
発生する可能性が出てきたら、すぐに現渡しをして、決済すればいいのです。
もちろん、@の時点で、マイナスになっているものは、最初から、「両建て」、「クロス」は掛けてはいけません。
こうすれば、安全に株主優待のタダ取りが出来ます。
2007年12月の権利確定時には、私は、岡部とCIJにクロスを掛けていましたが、岡部は、@−Aが
プラスでしたので、そのままにし、CIJは、後場の出来高で、@−Aがマイナスになりましたので、現渡し
して、逃げました。
尚、配当は、現物買いには、ありますが、信用売りで同額引かれますので、差し引きゼロになって損得なし
になります。