旅するところ、焼き物・骨董あり!                                                                       <<<焼き物・骨董情報サイト>>>

トップへ  当サイトでは、筆者が、世界中を旅したところで集めた焼き物・骨董品を、
エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

萩焼・深川窯の里を訪問!

2020年12月6日〜7日に、新型コロナウィルスの影響をカバーする経済対策でのGoToトラベルキャンペーンを利用して、山口県の長門湯本温泉の近くの、萩焼の深川窯(三ノ瀬焼)の里を訪れました。

里への入り口にあるのが、この案内板で、萩焼・深川(ふかわ)窯の説明がありますので、簡単に、里へ入ることが出来ました。



小さな川沿いに昇って行くと、大分県の小鹿田焼の里に似た感じの風景が出てきます。

駐車スペースを探しながら、昇って行くと、坂倉新兵衛窯 の駐車場がありましたので、そこに、駐車して、里の様子を見て歩きました。

まず、目についたのが、こちらの唐臼(からうす)で、すでに使われていたくなっているような印象はありましたが、小鹿田焼の唐臼を、少し小さくした感じでした。



近くには、坂倉新兵衛窯があって、その裏手の山には、古窯跡もあって、約360年前からの伝統が受け継がれていることが伺えました。

下の写真の中央の屋根が掛かっている部分と、その下に、すでに崩壊している古窯の跡が見られます。





あいにく訪れたのが、日曜日だったので、休日だったようで、窯元の作品を見ることはできませんでした。

深川窯の里は、こんな小さな川を利用して、360年 に渡って、長々と焼き物の里として続いていたんだなぁ〜〜〜と、大変感慨深いものでした。窯元は、この周辺だけで、現在、5軒ほどが、今も、登り窯で、焼き物を続けておられます。



すぐ近くの長門湯本温泉に、出店がある窯元さんがあるようでしたので、当日の宿泊施設のある長門湯本温泉の宿にチェックインした後、歩いて訪問したのが、こちらの瑞峰窯です。



ここは、大野孝晴さんが、当主をしておられて、作品が並べられていました。



その中から、私が、買わせていただいたのが、こちらのぐい呑みです。







萩焼は、土灰釉のような透明釉を掛けたものと、こちらのような藁灰釉を掛けたものがあって、登り窯で焼く際に、作品を置く場所によって、酸化、還元の掛かり方が変わってくるので色彩や、表情も変わってきます。

こちらのぐい呑みは、恐らく、還元の強い場所にあったと思われ、写真ではわかりにくいですが、ちょっと緑がかった色になっています。

また、このぐい呑みを選ぶ際に、ぐい呑みの値段がかなり違うものがあるので、「何が違うのですか?」とお聞きしたら、観光客の方に買い易いように、お弟子さんたちの作品を、手頃な値段にしていますということでした。

「それでは、折角ですから、ご主人の作品の方を、買わせていただきます。」ということで、こちらの作品を求めたということです。

ご主人に箱書きをしていただき、また、1つ、私のぐい呑みコレクション が増えて、満足しています。

翌日、再度、萩焼・深川窯の里を訪れて、開いていた、田原陶兵衛窯によられせていただき、作品を見せていただきましたが、大口のお客さんがいて、お忙しそうでしたので、作品をみせていただくだけにしておきました。



萩焼・深川窯の里のすぐ近くにある長門湯本温泉 ですが、安倍首相とプーチン大統領との日ロ首脳会談が、ここにある大谷山荘で行われたことから、有名になっていますが、全体としては、山陰の温泉地と同様、少し、寂れてきているかな?という印象でした。

下の川には、足湯があるところや、公衆温泉なども整備されています。



今回は、GoToトラベルを利用したので、宿泊費が、35%引きになったのに加えて、地域振興券5000円分もいただけましたので、お土産は、地域振興券を使わせていただきました。

★ 山口県下関市付近のご当地グルメ 瓦ぞば ★

下関市で発祥したご当地グルメに、瓦そばがあります。

こちらが、長門市にある、油谷湾温泉ホテル楊貴館に併設するレストランの「あまのゆ」でいただいた瓦そばです。



熱した瓦の上で、茶そばを焼いて、温かいつゆで食べるという珍しいご当地グルメですが、瓦で焼かれて、パリパリしている茶そばを、つゆでいただくというのは、おもしろいし、おいしかったですよ。

尚、我々は、瓦そば(単品:1000円)と、瓦そば御膳(1500円)を食べましたが、御膳の方は、同じ瓦そばに、お刺身や、小鉢、ご飯と味噌汁が付いていて、お得感がありましたので、こちらが、オススメかも?

最終更新日 : 2020年12月12日

Copyright (C) ともさんの焼き物・骨董紀行  All Rights Reserved 
















inserted by FC2 system