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エピソードと共に、その起源や、特徴を、ご紹介しています。意外な場所に、
意外な、お宝があるものです。画像と共に、うんちくも、お楽しみください。 

七輪陶芸でできるもの

七輪陶芸って聞いたことがありますか? 陶芸は、焼成するのに1300度まで温度を上げないといけないので、一般には出来ないものでした。しかし、最近の技術の発達で、電気炉の質が良くなって、家庭やちょっとしたグループでも楽しめるようになりました。ただ、趣味用電気炉が安くなったとは言え、30万円程度はしますし、焼成に8時間程は掛かります。

そこで、七輪陶芸の出番です。七輪とドライヤーを使って1300度まで温度を上げる方法を、吉田明さんが、本で紹介されて、私は、すぐに、1996年頃から子供たちとやっています。今は、同好会のようなものを作って活動していますが七輪に入るものであれば、何でも短時間でできます。形を作るのに30分、素焼きに45分、釉薬付けに15分、本焼きに30分、うまくすれば、2時間コースです。
 
とはいえ、やはりじっくり作りたいもの。同好会では、自宅で作ってきたものを素焼きと本焼きだけ皆でやることが多くなっています。実際にできた作品をお見せしますが、それらの影には、10倍くらいの割れたり、壊れたり、歪んだりした失敗作があることも忘れないでくださいね。

       
        楽焼 ぐい呑み                       織部焼 ぐい呑み

       
      グレー御影土 茶碗                     備前風 ぐい呑み

これらのうち、ぐい呑みは手のひらサイズなので、七輪でもまずまず焼けますが、グレー御影土 茶碗は、大きい(抹茶茶碗です)ので、さすがに七輪では荷が重かったのですが、苦労に苦労を重ねてやっと成功にこぎつけました。

他にも、他のメンバーは、アロマテラピーのバーナーを作ったり、女性らしい感覚で作品が出来ています。

       
      アロマテラピー バーナー                   アロマオイル差し
        (楽釉 使用)                        (青磁釉 使用)

この七輪陶芸は、吉田明さん著の”なんでも焼ける七輪陶芸”をお手本に始めましたが、吉田さん著の”ミニ釜”を参考に、今年はミニ窯を作ってより大きなものに挑戦してみようかと考えています。特にお皿は七輪陶芸では素焼きの段階で割れることが多かったので、お皿が焼ければなぁと考えています。

詳しくは、「ブルネイ七輪陶芸クラブ」のホームページをご参照ください。
                                              (記 : 2010年3月21日)
追記 :

その後、出来上がった自作品です。中々、成功しない七輪陶芸ですが、やっぱり出来たものは、見せびらかしたいもの・・・・・・見てやってください。(笑)

まずは、ぐい呑みからです。基本的に、七輪陶芸は、七輪に入る大きさのものまでしか作ることが出来ません。そういった意味では、ぐい呑みが、最も、七輪陶芸に適したターゲットということになります。





















次に、抹茶碗です。こちらは、七輪に入る最大のものですので、熱が均一に当たらないので、失敗する確立が高くなります。その中で、最近、成功した楽釉の茶碗が下のものですが、飴釉を掛けているのですが、還元が掛かっているところや、酸化になっているところもあり、均一にはなりませんでしたが、微妙な色合いになって、これはこれで、粋ですね。







径:120mm、高さ:75mmの抹茶碗で、この大きさが、七輪陶芸の限界です。

                                             (追記 : 2012年1月21日)

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