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福郷不徹作、雪舟焼(せっしゅうやき)のぐい呑みです。 陶印「雪舟」 落款から、2代目不徹(平成13年徹に改名)の作品だと思います。大きさは、高さ6.3cm×上部口径6.2cm×高台直径3.3cm程で、共箱付きです。 酸化銅釉の酸化、還元の微妙な具合でできる雲模様が素晴らしく、貫入の入り方も微妙な作品です。 雪舟焼(せっしゅうやき)は、島根県益田市染羽町で焼かれている焼き物で、益田市ゆかりの画聖雪舟の伝統と芸術を、よすがとして、昭和24年、初代福郷不徹(昭和38年徹に改名)が、岡山県津山市の「南山焼」を後にして、益田籠蔵山麓に、雪舟焼窯場を開いたものです。 現在は、2代目徹さんが、京都の陶芸専門学校を卒業後、朝日焼の松林豊斎氏、及び、備前焼陽山窯の伊勢崎満氏に師事した後、昭和48年3月に帰省し作陶に励み、石見の郷土色を現す作品を送り出しています。特に、独特の雲模様と、古陶器を偲ぶ寂びた土色の味の作品が、雪舟焼の特徴となっています。 雪舟焼いろいろ 独特の雲模様の作品 私のぐい呑みも、徹さんの得意の「雲模様」の作品で、偶然見つけたのですが、とても、珍しいなと思い、購入しました。また、1つ、私のぐい呑みコレクションに独創的なぐい呑みが加わって、大変、喜んでいます。 【陶工 紹介】 福郷 徹 (ふくごう とおる) 平成6年 島根県優秀専門技能者に認定される 平成13年 2代目徹を襲名 (記 : 2010年11月23日)
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