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宝寿堂、政井軒作、煎茶用の斑竹茶合(まだらちだけちゃごう)です。 大きさは、長さ:14cm、割り口:4.4cmほどの斑竹で作られた節なし茶合です。 三重県にある宝寿堂の政井軒さんによる手作りのお品です。 茶合は、茶葉の量を計って、急須に入れる道具ですが、通常、入れる茶葉は、急須の容量の5%程度の量が適当とされています。 私が使っている宝瓶の容量が、100cc程度ですので、茶葉は、5gとなり、計りで計ると、下の量が5gで、適当な量ということになります。 宝瓶でお茶を入れる場合には、宝瓶の中でお茶が出るのを待つのは、10秒程度と短いので、通常、1煎目は、建水に捨てて、茶葉を開かせ、2煎目から、いただくことになります。 また、宝瓶は、絞り出し急須ともいわれ、宝瓶の中のお茶を、茶海(ピッチャー)、又は、煎茶碗にすべて注ぎ出します。 茶葉の5%というのは、あくまで目安で、薄めのお茶がお好きな方は、3%程度でも良いようです。 下の写真は、私なりに揃えたお道具を並べてみたものです。一番右にあるのが、斑竹茶合 です。 ★ 茶合いろいろ ★ 茶合(ちゃごう)は、お茶の量を計る小さな道具ですが、竹を切っただけのシンプルなものから、純銀製の豪華なものまで、多種多様のものがあります。 その幾つかをご紹介します。 純銀製 木製彫細工 竹製彫細工 象牙製 竹製節付き このように、材料や、装飾によって、美術品の域に達しているものも多くて、奥が深いお道具です。 (記 : 2014年11月7日)
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