岐阜県高山市にある、斐太竜覚窯(ひだりゅうかくがま)の荒家敏伸(あらや としのぶ)作・絵刷毛目ぐい呑みです。
大きさは、径:7,5cm、高さ:3.3cmほどで、共箱、共布、栞付きです。
白化粧土で、刷毛目を付け、豪快に鉄絵で絵を描いた上に、灰釉を掛けて焼いたものです。
器体、文様共に、やや荒っぽさがあって、豪快なぐい呑み
になっています。
荒家敏伸
さんは、小糸焼で修業されていますので、小糸焼の手法を取り入れられていますが、「銀河釉」なる独自の窯変釉も、開発されているようです。(小糸焼は、「小糸焼の水指とぐい呑み」をご参照ください。)
★ 斐太竜覚窯とは ★
斐太竜覚窯(ひだりゅうかくがま)は、小糸焼で修業した、陶工 荒家 敏伸さんが、岐阜県飛騨高山市で営む工房です。
「目になじみ 手になじむ」をモットーとし、日常使いできる器を中心に、花器や茶碗なども、幅広く取り扱っている工房です。
オリジナル命名の、銀河釉の窯変の作品や、粉引、小糸焼仕込みの伊羅保など、使いやすい器が多いようです。
★ 作家 プロフィール ★
荒家 敏伸 (あらや としのぶ)
1955年 岐阜県高山市に生まれる
1976年 斐太小糸焼入門 長倉三朗、長倉靖邦氏に学ぶ
1993年 斐太竜覚窯 築窯
高山市文化協会会員 飛騨のクラフト協会副会長
(記 : 2015年6月27日) |